特集5
反転式を手に入れる
2002年9月21日に鎌倉総合車両所深沢地区(旧大船工場)の一般公開が行われました。
ここの鉄道部品コーナーであっと驚くものが鎮座していました。運転台計器類や運行番号幕、側面表示器
にまぎれて反転式表示器の行先部分がひっそりと・・・びっくりです。早速手に触れ中身を確認し、とうとう
買ってしまいました。ここで逃したら当分会えないという気持ちが強かったです。
では、入手した反転式をご紹介します。なお、どこの駅に設置されていたものかが不明なのですが、
多分、千葉方面の駅になると思います・
入手した表示器の全コマです。50コマタイプでした。
表示器の構造です
前からの画像です。行先をあらわすコマでは小さめのほうです。表示器に組み込まれたら見えない
後ろはこのようになっています。
後ろからの画像です。表示されていないコマの状態はこのようになります。右に見える銀色の饅頭の
ようなものがモータです。右端に魚のひれのようなものが付いていますが、これが本体との配線を
つなげるコネクタです。パソコンのLANカードをスロットに取り付ける部分と同じような構造です。
後ろはこのようになっています。
右からの画像です。コマの格納状態とモータ等の取り付け状態がわかります。
左からの画像です。モータを制御する基板が取り付けられています。手前に見える円形のものは
現在表示されているコマを電気的に表す機構です。
上からの画像です。
モータ付近の拡大画像です。右にあるのが本体とつながるコネクタ部分です。モータの左側に大きな
歯車が見えます。
モータが回ると大小さまざまな歯車に伝達されコマや位置検知機構の接点などを動かします。
現在は電源がありませんのでモータで回すことができませんが、この歯車を指で回すことで
コマなどを変えることができます。
基板の画像です。丸い部分は現在の表示コマを表す接点です。右が10の位、左が1の位を示します。
コマがめくれると接点が時計回りに回ります。左は10個の接点があり、コマ1つで隣の接点に移動
します。右はコマ10個で次の接点に移動します。これで表示コマの検知が行われています。
左の接点の拡大です。接点が10個あり、基板に番号が振ってあります。
右の接点の拡大です。接点が5個あります。内側の接点は常時つながっており、外側の接点が
移動して接続する接点が変化することで電気的に検知しています。
コマ1枚です。真ん中にも切れ目があります。
その裏です。
さきほどのコマをはずした状態です。品川の上と東京の下が混ざった状態になります。
コマを支えている部分です。円盤の円周に小さな穴が開けられており、そこにコマの突起部分を
差し込む構造です。写真では見えにくいのですが、コマの間に1つ穴が開けられています。
(上の穴は枠を支えるビスの穴です)
念願の反転式を入手して、手動でコマを回したりしています。手動でもあの独特の「パタパタ」
という音はするので感動します。ただ、手動で一気に回せるのはせいぜい2コマまでです。ここは
電動化して自動で回してみたいものです。ただ、私が電気が強くないので永遠の課題になるかもしれません。